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June 25, 2006

W杯2006・日本代表(改めてまして)

結局、3試合を終えてもジーコがどのようなお城を建てようとして、どんな設計図を描いて、そして4年間を過ごしてきたのか、わたしには見えませんでした。

また、関係者はその4年間を孤立した4年間ではなく、前後2年間を2回のオリンピックに挟まれた8年間、あるいは前後4年間を仏と南アフリカのW杯に挟まれた12年間、あるいはそれ以上の長いスパンで見てくれていたのでしょうか。それを実現するための4年間だったのでしょうか。

ユース大会で最高の成績を残したゴールデンエイジと呼ばれる世代が、おそらく脂ののりきった年代を迎えると思ったこのドイツ大会で、あの輝きのどれほどが見られたでしょうか。それとも彼らの全盛期は…今じゃなかったということなのでしょうか。

・・・・・・

アレが不慣れなポジションであれだけ散々批判の矢面に立たされながら、本戦の3試合を全力で駆け回ってくれたことを、アシストも決めてくれたことを、坪井がDFの先発として出場できたことを、試合の結果以上に足の不調にドキドキさせられたことを、最後の試合で苦肉の策とはいえこれまたあり得ないポジションで起用されたことを、そして伸二が結局は監督に信用されないまま連れて行かれたのだということを見せつけられた悔しさを、わたしは忘れない。

アレと坪井はおかえりなさい。とりあえず大怪我もなく、元気に帰ってきたみたい…それが何よりでした。合宿への合流は7月からということなので、それまでしばしご家族と穏やかな日が過ごせますよう。

伸二は今どこでどう過ごしているのかなぁ…心配だなぁ…。

そのほかの代表選手たちには正直あまり特別な感情を抱いていないのですが、ただ、中田(英)選手が試合中に縦横無尽に走り、鼓舞する姿も、最後にうつむき、試合後にピッチに長く仰向けになった姿も…陳腐な表現ですが、心打たれました。ただ、静かに。そのすべてをこの大会に懸けていたのだろうと。

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暢久と坪井が選ばれたのが嬉しくて、日本代表戦というのをはじめて見に行ったこと、アテネ五輪最終予選に浦和の選手がたくさん選ばれてU-がつく代表戦を見に行ったことも、この4年間の出来事。一方でこの4年間の終わりには、その興味はアメリカ大会の予選よりも質において遙かに低くなってしまっていて。

・・・どこで自分の中の歯車が狂ってきたんだろう。

…うーん、坪井が代表の試合で大怪我させられて、その怪我明けの復活間もない頃にしつこく招集された頃からおかしくなったのかなぁ。あるいはアジア五輪の不本意な使われ方か…。気がついたら代表そのものの存在に距離を感じていて。


わたしが初めてW杯というものの存在を知ったのはキャプテン翼を通してでした。

そしてW杯を初めてリアルタイムに新聞で追い始めたのはメキシコ大会。大会のマスコットだったのか、ソンブレロ姿のイラストが印刷された大会ポスターに対戦チームと試合の結果を書き入れて。1986年のその大会といえばマラドーナ、今回その姿を何度もテレビカメラに抜かれている彼だけれど、そこから年数をかさねること20年。

その20年間の成果といえば、たとえばまさにその年に生まれた萌タンがようやくJリーグのA契約を結ぶころ。つまりは1人のプロサッカー選手が育つ時間。

一方4年間といえば…小学6年生がジュニアユースを超え、ユースの1年になっちゃう時間。あるいは高卒で入った新人くんがひょっとしたらサッカーの将来を諦めてしまうかも知れない時間。そんなとても密度濃い時間を過ごしているオトコノコが全国にたくさんいるかも知れない。あるいはまだまだそういうコたちが足りないってことなのかも知れない。

あのポルトガルが、フィーゴやデコを擁しながら、決勝トーナメントに進出したのが40年ぶりだなんてびっくりだし。40年なんて、もう気が遠くなるよね。わたしはあと40年生きられるのか?なんてふと思っちゃったよ。

人間の感覚なんていい加減なもので、同じ年数がものすごい長いような、ものすごい短いようなに感じてしまう。つまりその中味を薄くも濃くも出来るはずなのに、この4年間だけをとった代表の成果って…あったんだろうか…。

少なくともキャップ数が多い選手と少ない選手との格差は広がっているはずで、その間にユース、オリンピック世代として過ごし、あるいは代表に選ばれた選手にとって、4年以上のダメージがあるとわたしは思っていますけど。


そして前のエントリーであげた人事…人選に異論があるというわけではないのですが…うーん…今回の4年間の反省はしっかり行われるのでしょうか。

なんというか…この4年間がそうだったように、まだビジョンが見えないんですよね。なんか最近思うんですが、わたしはビジョンのない活動や行動に違和感を感じることが多いみたいです。犬飼さんの4年間の活動や、新潟にプロスポーツが根付く過程などを端からうかがい知るように、明確なビジョンとそれを具現化していく姿には共感を覚えることが多いのに…もちろんそのすべてに賛同しないまでも。

そしてまた、代表戦しか見ない人やTVでしか見ない人に向けた情報発信の愚かさに、マスコミは気づいてくれるでしょうか。W杯期間中、サッカー中継以外のニュース・報道番組は努めて見ないようにしているので、W杯開催前と日本の予選敗退後で何か変わっているでしょうかねぇ。

Jリーグが日常にある人と、4年に1回だけ盛り上がれる人との温度差を、少しは縮めることが出来るでしょうか…。

オシムさんは確かにいい監督だと思います。千葉の選手やサポ、フロントにとってはもちろんそうだと思いますが、Jリーグを見ている仲間みんながそのすごさも怖さも鬱陶しさ(^_^;)も感じている監督さんではないかと思います。

…が、だからといってすべての問題を解決してくれるドラえもんでも魔法使いでもないこと、認識してくれるでしょうか…特に代表戦しか見ない人やヨーロッパサッカーしか見ないで思いついたようにJリーグをこき下ろすような人は…。

何よりその年齢で代表監督なんて激務…倒れてしまったらどうするんですか(汗)。

万一これが実現性の薄い、計算さぶちゃんの戯言だったりしら…どうなるでしょうかね・・・まぁ、オシムさんの方がたいていの人間より役者が上だと思いますけれど(・∀・)

監督が誰になるにしろ、新しい代表に誰が選ばれるかということは想像するだけで楽しめたりもする。もちろんオシムさんなら尚更ね。


□追記□('06.6.25)
脳内誤記があったので一部修正。

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