…読書感想文のようなタイトルですが。
浦和の公式サイトの「2008シーズンの検証について」を読みました。
検証した内容の全てを
つまびらかに発表する必要はないにしても
少なくとも今日読んだ文章では
「クラブはきちんと検証したのか?」と疑いたくなるほど
日本語としてお粗末な内容。
何よりあんなに短い文章なのに、その構成がなっちゃいない…
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・今年掲げていた方針の確認
・第2節終了後の監督交代
・一時的な回復.....(→え、回復ってホント?)
・シーズン最終結果
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・開幕直後に浮き彫りになった問題点("闘う"姿勢の未達成、コミュニケーション不足、連動性無し)
・監督解任の言い訳
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・新監督の「挑戦」
・一時的な反転...(→つか、反転ってなんだ…好転ということかな…好転…したのか?)
・夏場前後の不安定さ...(→まるで監督交代~夏場前の間はチームの形があったとでも…?)
・全体的な方針の不達成
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・選手育成の話...(→いきなりw)
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・全体的な目標の不達成...(またここで繰り返しか…)
・シーズン途中で目標とのギャップが漸増...(→というか、掲げていたのはズレが発生するような目標か?)
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・スタジアム運営の問題...(→主にガンバ戦の一悶着ですな)
・クラブ内・チーム内のコミュニケーション不足と前年のアジア制覇→理念や長期ビジョンの構築の遅れ...(→それを1つの文で語るには無理があるような…)
・ホームゲームの勝率の低さ...(→いきなり?w)
・ナビスコ杯惨敗、天皇杯途中敗退、ACLの敗退...(…それを一気に語るか…)
・内容・結果共に不十分のお詫び
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・2009年の展望?
・レッズスタイル...(を構築中なんだか、もう構築されたんだか、追求中なんだかもう…(´△`))
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以上の斜体部分は思わずせずにはいられなかった心のツッコミ、
"------"は段落の区切り(…と思う行間)
あれだけあちこち目線が移ると
「内容」「結果」「方針」「目標」が混乱します…。
最後の展望で掲げた
・「哲学(レッズスタイル)」
・「レッズスタイル(本当の意味で強くて魅力あるチーム。人もボールも動き夢のあるフットボール)」
の関係となると、もう何を言いたいのかも…(溜息)
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全てがそんな感じでどこをとってもツッコミどころ満載なので
いちいちあげつらうまでもないんですが。たとえば…
「開幕にあたっては、チームづくりのベースとなる、一体となって闘う姿勢がチームに作られませんでした。チーム内コミュニケーションが不足し、プレーの連動性も高まる兆しはありませんでした。」
→戦う姿勢が作られなかった、コミュニケーションが不足した、プレーの連動性が高まらなかった理由は?ベースとなる姿勢が作られていればもっとマシだったとでも?
「そのような展望が開けない状況での監督交代はクラブにとっても苦渋の決断でした。」
→展望が開けなかったから監督を交代したのか?
そのほか、「想像力あふれる」とは「創造力あふれる」ではないのか、
など、そもそも推敲すら不十分な文章を
公式に発表する神経がまず理解しがたい。
とはいえ、検証した内容があったとして、
それに相応しい文章のレベルといえばそうなのかも知れない。
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何にせよ、事実の追認だけでは検証とは言えない。
2008年シーズンを終えて、本当に苦しかったと思うのなら、
まずは事実ときちんと向き合わないと…(自戒も込めて)。
というか、クラブのレベルでは、事実の認識すら正しく行われているのか疑わしい。
少なくともあんなものは検証とは言わない。
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あぁ、残業して疲れて帰ってきたのに
読んでいたらあまりに呆れて
次第に腹立たしくなってきた。
ひ、ひどい、ひどすぎる…。
もー、まとまらなくてもエントリーで気持ちを静めるしかないわー。
おやすみなさいー。